私の中のあなた
最近、通勤の電車の中で本を読み始めましてね。
もともと読書は好きなのですが、働き始めたばかりの頃は電車は睡眠時間とばかりに寝ておりました。
でも、電車通勤にもなれた今日この頃、くまパパ(くまさんのお父さん、つまり舅ね)にお正月に図書カード貰ったし!、本でも読もう!と、
本屋でずっと気になってたジョディ・ピコーの「私の中のあなた」を購入。
映画で気になってたけど、観れなくて、あまり原作が他国語のものってジジは昔からよまないんですけどね。
これは読もうと思って、電車の中でも読みやすい早川文庫の上下巻になっているものにした。
ジジは、高校の頃それこそ365日読書をしてた時があったんだけど、どうしても翻訳書って読めなかったんです。
そのーやはり翻訳家にもよるというか・・・、その言葉のニュアンスって難しい・・・でしょう?
読むなら、外国語をマスターするしかないなーって思って避けてました。
故に、今までにモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンや、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ・・・。後はー小学校の頃にミヒャエル・エンデのモモ、3巻までならハリーポッターぐらい!
でね、「私の中のあなた」 一巻目
衝撃的な最後に不覚にも電車の中で泣いてしまった・・・。
ええ!そうなの?なんでー?
こんなラストになるのー?
と、あまりのことに涙が・・・。
ご存知の方も多いと思うけど、ざっくりとあらすじを言うと、13歳の少女アナは、白血病の姉のケイトのドナーになるべく、遺伝子操作によって生まれた。
生まれたばかりの頃から、姉の病気のために当然の義務のように、ドナー提供した。しかしケイトは一進一退を繰り返し、今肝臓移植という最後の局面を迎える。
この移植手術をしてもケイトが回復する保証はないが、しなければ、確実に死が待っている。
その中で、アナは、両親に対してこれ以上自分の意思なく臓器提供はしない、と訴え弁護士を雇う。
アナの母親は元弁護士で、自ら代理人として法廷立つ決意をする。
ケイトを救うために、どうしてもアナに肝臓を提供してもらいたい両親。
頑なに拒むアナ。
そして、裁判の進む中、最後に証言台に立ったアナは、なぜこの裁判を起こしたのかと思いを打ち明ける。
そして最後には、判事からアナへ
「今ここに、医療目的のための能力が両親の監督を離れ、きみに付与されることを宣します。・・・・・就寝時刻や見てはいけないテレビ番組について、ブロッコリーを残していいかそうかについて、ご両親から指示されることがあっても、医療行為に関して最終決断をするのはきみだということです。」
この言葉と同時に判事は、こう述べている。
「ここにいるおとなたちの一部は子どものころの最も基本的なルールを忘れてしまっているように思われます。人から何かもらうときには必ず相手に許可を求めるということを―――」
そう、そのとおりなのだな。
と。これはアナだけではなく、ケイトのためにも言った言葉ではないかと思った。
そして結末は、この結果をもってアナがどのような決断をするのか?ということになるのだと読みながら思っていたけれど、
ええ・・・!!なぜなの!?
というラストにて。。。
ラストは映画とは違うようなので、ネタバレなしですが、思わず、電車の中でぼーっとしちゃった・・・。
でも、ぼーっとした理由は他にあった。
そう、まだ一巻目なのに、小説が終わってしまったのだ。
いや・・読みながらなんか変だなー?って思ったんだけどね・・・
そう・・・ジジは下巻から読んでしまったのよ・・・・!!!
なんつーおばかさん・・・。
上巻を買ったつもりで読み始めて、んー?展開が早いけど、下巻にはどうのように続くのかしら??とか思いながら終盤を読んでいたら、びっくり!
手に取っていたのが下巻だったわけです。
なんで気づかなかったのか?
んーブックカバーされてたしのう・・・?
読み出しもさほど不自然じゃなかったのよ・・・。
ええ、私は読み終わったあとに、とりあえず上巻を買いました( ̄ロ ̄lll)
そ、そんなわけな「私の中のあなた」
原作、おすすめです。
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