思う
以前テレビで盲目の少年が国際コンクールに参加しているドキュメントをみたことがある。
私自身高校卒業までピアノをやっていたし、今もクラシックが好きでちょくちょく聞いている。
そのときは、練習風景も流れていて、その練習風景がそれこそすごかった。
暗譜するほど、指も鍵盤の感覚も覚えこむことは、練習を重ねるうちに徐々にできていくものだと思うが、盲目なのだから、最初から指も鍵盤の感覚も、それこそ当たり前に覚えていかなければいけない。
それを当たり前のように、練習して、当たり前のように教えている先生にすごい、とテレビに見入ったことを覚えている。
それが最近話題になっている辻井伸行さんだ。
数年前だったが、どのコンクールだったか記憶していなく、
最近突然、アメリカのコンクールで優勝したということでニュースに出ていてびっくりした。
盲目というだけで、話題性は事欠かない。
そして騒ぎすぎだとも思った。
辻井さんには、それだけじゃない。それが先行することなく、音楽そのものが成熟して、彼自身の音で奏でるような成長をしてほしいと思う。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント